文化演習(3・4年次選択)

精神分析からみた政治と歴史読解

映画作品を参照しながら、精神分析の基本概念(欲動、無意識、転移、反復)の把握をめざす。フロイトもしくはラカンの文化/社会論を読み進めていくが、とくに、フロイトの理論の細やかさ・柔らかさを具体的に実感できるようにしたい。また、フロイトが活躍した当時のウィーンの政治・宗教的な背景のみならず、その次の世代アーネスト・ジョーンズやマリー・ボナパルトについても学ぶことで、フロイトとその弟子たちの世代の差異を確認しながら、第二次世界大戦前後の精神分析の発展についても目を配っていく。最終的には、現在の日本で精神分析を学ぶ意義についても考えてみたい。

前期にはフロイトとラカンに関連する論文の読解、後期にはテロリズム関連の映画作品をゼミ生とともに検討する予定である。