文化演習(3・4年次選択)

パラケルススと現代— その思想と受容(村瀬天出夫)

パラケルスス(1491/92-1541)はスイス生まれの医師・錬金術師で、多用な顔をもった人物です。中世の医学を批判し、化学的な治療方法と医薬を取り入れた「近代医学の祖」と呼ばれています。その一方で「賢者の石」を探し求め、錬金術によって「ホムンクルス(人造人間)」を作り出そうとしたオカルト的な「魔術師」とも言われています。

本研究ではこのように相矛盾するイメージを持った人物について、日本における受容のされ方とその変遷を辿り、明示から現代まで、時代に沿って見ていきます。