【音楽マネジメント・ラボ活動報告】 『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017』を終えて

私たち「音楽マネジメント・ラボ」は、総合文化政策学部の「ラボ・アトリエ実習」の1つ「音楽イベントを成功させよう」(担当:板垣千佳子先生)の本年度履修生7名です。授業では特に音楽祭の運営について学んでおり、そのフィールドワークの一環として、東京国際フォーラムで行われた『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017』(2017年5月4日~6日開催)に、スタッフとして参加しました。

『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』(以下、LFJ)とは、毎年5月の連休中に催される日本最大のクラシックの音楽祭です。フランスのナント発祥のイベントで、低価格のチケットで、質の高い演奏が大量に聴けることが魅力です。多彩な音楽プログラムが展開されており、子供から大人まで楽しめます。今年は「La Dance-ラ・ダンス-」をテーマとして、東京国際フォーラムのエリアに設けられた大小さまざまな会場で、約350ものコンサートが催されました。

「ラ・フォル・ジュルネ」は、このラボのメインともいえる活動であったので、学生スタッフ一同は、期待と緊張感を覚えながら当日を迎えました。今回、具体的に携わった活動は以下のとおりです。

(1) こどもたちの音楽アトリエ 名称のとおり、子ども向けのプログラムで、主に、ステージで音楽やダンスを体験する子どもたちの引率や、ビデオ撮影を行いました。そこでは、子どもたちが純粋に音楽や日本舞踊を楽しむ姿を見て、クラシック音楽や伝統芸能は、年齢を問わず楽しむことが出来るものだと実感しました。また、安全性に配慮した運営がまず第一に重要であることを学びました。

(2) フォル・ニュイ 「フォル・ニュイ」とは、観客が音楽の演奏に合わせて自由に踊りながらコンサートに参加できるプログラムです。私たちは、そのプログラムの盛り上げ役として、連日、踊りに参加しました。音楽やダンスのジャンルは様々で、阿波踊りやラテン音楽、パーカッションまで、音楽を身体で感じるままに観客の方々も踊っていました。クラシック音楽祭という型に縛られず、音楽という一つの芸術を身体を使って楽しめる時間でした。スタッフの役目として、イベントを率先して盛り上げることも音楽祭には欠かせない仕事であることを実感しました。

 

(3) バックステージ業務 鍵番です。出演者の楽屋の鍵を管理する仕事をしました。責任感を伴った臨機応変な対応が求められました。関係者しか立ち入れない領域の仕事ですので、音楽祭の裏側を知る機会となりました。アーテストのサポートをはじめ、たくさんのスタッフが現場を支えていることがわかりました。

以上の仕事を通して、音楽祭の運営について学ぶと同時に、音楽とマネジメントの両面においてさらに興味関心を深めました。私たちにとって、今回の音楽祭が初めての活動でしたが、ラ・フォル・ジュルネではスタッフが一人ひとり情熱をもってアーテストやお客様と関わったり、より楽しめるような企画・運営をしているからこそ、これだけの大規模で素晴らしい音楽祭が成立するのだと思いました。

今回学び得た貴重な経験を今後の活動に生かし、いずれ私たちの独自企画にもつなげていきたく思っています。このような機会を与えてくださった、東京国際フォーラム、株式会社KAJIMOTOの皆様には謹んでお礼申し上げます。

(音楽マネジメント・ラボ履修生一同)