【報告】公演『天国行き、ジャックします』を終えて(2016年11月14/15日,堀内正博研究室主催)

 2016年11月14日・15日、青山学院アスタジオ地下ホールにて、ミュージカル公演 『天国行き、ジャックします』(堀内正博研究室主催)を実施しました。
 この公演は堀内研究室が企画制作を担い、そこに協力する形で各分野から集まった学生が、脚本演出から出演者・照明・音響・演奏に至るまでを担当し、まさに総文(総合文化政策学部の略称)に在籍した4年間で得たものの結集となりました。
 初日はあいにくの雨模様となりつつも、各日1公演・計2公演に約200人の方にご来場いただきました。

jack01_a_40

 ご来場いただいたみなさま、まことにありがとうございました。
 今公演の主催としての役割は舞台の世界に於いて主に「制作」と呼ばれるものにあたります。
公演の企画(脚本・公演会場・日程の決定)  ●会場(稽古・下見も含む)及び稽古場の確保
出演者・スタッフとの交渉  ●スケジュール管理  ●広報活動  ●会計管理  ●票券管理 

以下では時系列順に、写真と伴にご報告します。

●公演企画
 「総文4年間を何かの形に残せないか」という想いが強くありました。また同時期に主催の所属しているサークルメンバーと舞台を作りたいという想いもあり、メンバーを出演者に、スタッフや企画には総文生の力を発揮した“今しかできない”オリジナル演劇作品を上演できないかと考えるに至りました。
●出演者、スタッフの交渉
 出演者8人は、主催や総文の学生が多く所属する学内サークル・総合舞台芸術愛好会のメンバーです。交渉ののち番外公演という形での上演が決まりました。スタッフには脚本・拘束時間などを伝え、準備に入りました。また、生演奏での上演のため演奏者も同時並行で交渉を進めました。
●スケジュール管理
 今回は全員のスケジュールを踏まえた上で公演日を決定しました。その公演日から逆算する形で、広報・作曲の締切を設けました。また出演者・演奏者の稽古日程を決定し、高効率での稽古を目指しました。
●会場及び稽古場の確保
 研究室主催で行うことが決定していたため、会場は学内または学院所有のホールに絞って検討しました。規模と設備を考えた結果アスタジオ多目的ホールに決定しました。メールにてアスタジオ統括室に公演概要をお伝えし、下見・公演準備日・公演当日の予約をしました。また、期間と規模・希望の条件等をお伝えし、稽古場をお借りしました。
●脚本読み合わせ
 10月初旬には出演者の顔合わせと読み合わせ、フライヤーのための写真撮影を行いました。

jack02_a_35

jack04_a_30

●楽曲制作/演技稽古
 本来であれば稽古が始まる時点で楽曲が完成していることが望ましいのですが、今公演は演技稽古と並行して行いました。脚本をもとに楽器の編成・雰囲気・分数などをすり合わせ、制作しました。
 出演者の演技稽古は舞台の実寸をとり、動きの見え方を考えながら行いました。

jack05_a_30

●広報活動
 はじめに撮影した写真を使用し、フライヤーの制作を依頼しました。印刷完了後には予約システムの整備、また公演日にあわせて看板・HP・SNSなどでの情報発信を行いました。また無料公演への予約は進みにくいのではないかという懸念から、予約特典としてステッカー配布を決め、同時に準備を進めました。

jack06_a_30  jack07_a_30

●下見
 実際に会場に足を運び、舞台図通りの配置が可能か、音響・照明の案が技術的に可能なのか確認する作業を行いました。組み上げてみることで図面の上だけでは分からない不足している部分を前もって知ることができたと同時に、客席との距離・形などを把握することで稽古に反映するべき部分も多く発見しました。

jack08_a_30

●タイムスケジュール管理
「箱入り」と呼ばれる会場での準備までに仕込みのためのタイムスケジュールを用意しました。
舞台監督と連携し、安全を一番に考えたうえでスムーズにするための工夫が求められました。

jack09_a_50

●仕込
 11月13日は仕込(公演のための準備)とゲネプロ(本番と同じように通してやること)でした。
 来ていただいた方が入った瞬間に「いつもと違う」と思って頂きたいと思いながら全員での作業が行われました。出演者は組みあがった舞台で実際に客席を並べた状態で、間合いをはかったりしていました。またゲネプロまでには楽器隊と実際の舞台での音楽稽古が行われ、音がある中での出入りのタイミングなどを調整していました。

jack10_a_40

jack11_a_25

●公演
 前日のゲネプロでの反省をふまえ、本番時間までに技術的な調整をしました。それを踏まえたうえで出演者による直前ゲネプロをすると同時に、お客様の誘導係との打ち合わせや受付、看板の設置、プログラムの準備などを行いました。
●会計処理
 全体としての試算をし、各部門の使える上限を設定しました。公演終了後には立て替え分の清算を行いました。
●票券管理
 このたびの公演は入場無料で行われたため、発券作業などはありませんでした。しかし席数が限られていたため、人数把握の為に予約システムを使用しました。その人数に基づいて客席の配置を決定しました。また本番は受付にて来賓の方のご案内や定刻開演できるかどうかの判断を行いました。

 今公演は実働1ヶ月半という短い制作期間に加え、アスタジオ多目的ホールでは初となる本格的な演劇公演のために、主に技術的な(照明・音響)での問題点に多くぶつかることとなりました。しかし、出来うる限りの創意工夫を凝らすことができれば理想の形に近づく糸口が見えることを改めて感じました。
 私たちにとって総文とは生まれた企画を一緒に形にしてくれる仲間との出会いの場所です。前例のないこの公演が総文生にとってそれぞれの挑戦のきっかけとなりましたら嬉しく思います。
 最後になりましたが、この場をお借りし、堀内学部長や竹内教授をはじめ、多大なるご尽力をいただいた方々に感謝を申し上げます。
 そしてご来場いただきました皆様、まことに有難うございました。 
 (堀内正博研究室所属 寺田真成美)

-------------------------------------------------------------------------------------------------------
(以下、本サイトでの公演前の告知記事です。)

【11/14+15開催】総合舞台芸術愛好会 番外公演のお知らせ(堀内研究室主催)

161114_butagei_image1small
総合文化政策学部の学生を中心に結成された青山学院大学のミュージカル・サークル「総合舞台芸術愛好会」(略称ぶたげい)の3・4年生を中心した番外公演が以下のとおり行なわれます。
(以下、主催者からの文面です)

脚本・演出・作曲まですべてオリジナル。当日は全編を生の演奏に乗せてお届けします。
公演は誰でもでもご覧いただけます。お誘いあわせのうえ、気軽にお越しください。
メンバー一同、会場でお待ちしています!

●作品:『天国行き、ジャックします』
●日時:
2016年11月14日(月)+15日(火)
両日とも18:50開演(18:30開場)
●場所:青山学院アスタジオ(地下ホール)
http://www.sccs.aoyama.ac.jp/astudio_map.html
渋谷区神宮前5-47-11。地下鉄表参道駅より徒歩5分。B2出口より渋谷方向へ。Found MUJI青山(旧 無印良品)を右折。直進し左手。(大学の敷地内ではありません。青山通りの反対側にある独立したビルですので、ご注意ください。)
●入場無料(座席確保のために予約フォームへのご記入をお願いしています。各公演日の午前中までにご予約いただくと会場にて特典プレゼント!)
フォーム http://ticket.corich.jp/apply/78191/

●主催:青山学院大学 総合文化政策学部 堀内正博研究室
●共催:総合舞台芸術愛好会 @agu_butagei
●問合せ:lowguys16<アットマーク>gmail.com

●内容紹介:
――ターミナル。
天国行きの便が出発するこの場所には、
様々な人生を終えた者たちが集まる――
短い生涯を闘い抜いた若者。
妻を残してきた老人。
神秘的な貴婦人。
死して初めて自分を手に入れた者。
生きる意味を見いだせなかった女……。
天国に行くはずだった彼らの前に
地上行きを持ち掛ける男が現れ
それぞれにとっての“ハイジャック”が動き出す。
しかしその男はハイジャック未遂の犯人として追われていて……
彼らは何を受け入れ 何を選び取るのか――。