SPT就職支援活動 「就活のリアルとこれから」

 総合文化政策学部 学生プロジェクトチーム(SPT)は6月25日土曜日の午後、「総文卒業生・人事部経験者からのメッセージ―就活のリアルとこれから」と題する座談会を催し、主に学部3年生向けの最初の就職支援活動を行った。

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 いつのまにか就職活動の事実上のスタートは3年生夏休みとなりつつある(特に総文に人気のあるいくつかの業種)が、まだその実態は全ての学生に知られているわけではなく、そもそも世の公式の動きでもない。「覆面だからこそ語れる、就活のリアルを暴く座談会」というキャッチフレーズのもと、今回集まった卒業生は広告系、金融系、人材系などの会社に勤める5名。人事部経験者も複数名、含まれる。「覆面」ということで全面写真撮影はNG。卒業生の素性が明らかにならない範囲で、座談会でくり広げられた就活生に参考になりそうな幾つかの話題を紹介する。


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 就職を考えるとき、どのような会社を志望するかは悩みどころ。先輩たちはどうやって選択をおこなってきたのだろうか?「アイデアをかたちにすることに興奮を覚え、その達成感を味わい続けられるかどうかが仕事を選んでいく際の鍵となった。」というように、学生時代に経験した仕事をなすときの高揚感が直感的な選択の物差しになった先輩もいれば、「やりたいことをするために会社を選んだのではなくて、起業したい、まちづくりに関わりたいというというのがあって、(そのためには)社会全体をみることができる仕事(という考え)から、銀行という選択をした。会社で何をやりたいかではなく、将来やりたいことをやるためのルートとして就職を考えた。」というように「就社」をキャリア形成の一部として考える先輩まで、多様な選択の仕方が披露された。

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 「過去の経験を体系化して自分に合う仕事を知っていく過程」という発言は、就職活動そのものが、自分を発見していく大切な作業であることを語ってくれる。また、「今やりたいことは変わっていく。今のみを考えてはいけない」という発言もあり、今回集まった卒業生の多くは、就活をする中で就職への思いが変化し深まっていく経験をしているようだ。

 現在は就活生を迎える立場にある卒業生が、就活をおこなう学生に期待することは何だろうか?「就活生は(会社に良く見られるように)とりつくろわないで、本心でぶつかるべき。お互いにマッチすることが大切。」といった、飾らずに素で向かうことを薦める発言が相次いだ。会社側も「多くの学生に関心をもってもらうために、会社を商材として扱い、学生に会社を好きになってもらうこと。会社の実態を見せること。そのためには社員のモチベーションをあげることも仕事」と、小手先感を変えるだけではなく、How toでもない採用活動になるよう努力している。そもそも採用活動では「落とすためのものではなく、互いのマッチングがうまくおこなわれることこそ大切」と考えているようだ。 

 就活未経験の学生たちにとって、就活経験と受入れ側の両方の感覚をもった卒業生たちとの交流は、リアルな就活を知るとともに、これからなすべきことを考える良い機会になったのではないだろうか?

(取材:鷲野宏デザイン事務所)

渥美真彩(SPT 16年度副代表/本企画担当 学部3年生)

今回のイベントでは、同じ学部の先輩方の生の言葉だからこそ、漠然とした不安を持ちつつもなかなか行動できない、「就活=かっこ悪い」と思っていた同期の心にも響いたのではないかと思います。学部生同士が、互いに情報を共有し合いながら、前向きに就活へと取り組むきっかけになってくれるのではないかと期待しています。