ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018開催!「映像翻訳ラボ」が字幕を作成した『サイレントチャイルド』が上映されます(2018年6月7&17日)

本学部「映像翻訳ラボ」(履修生13名)は、今年も、ショートショートフィルムフェスティバル&アジアの出品映画に字幕をつけました。

今年の担当作品『サイレントチャイルド』は、2018年アカデミー賞 短編実写映画賞の受賞作で、聴覚障害がテーマです。英国の中流家庭を舞台としたフィクションですが、英国のみならず、日本にもあてはまる、聴覚障害児の教育の問題を扱っています。

この映画を通じて多くの人が初めて知るのは、手話という独自言語の位置づけです。聴覚障害児のコミュニケーションと言語能力の発達において、手話は大きな役割を果たしますが、手話の利用が、家庭でも、学校教育の現場でも、必ずしも歓迎・尊重されているわけではないという現実と、そこから生まれる悲劇がこの映画に描かれています。

今回の作品は、手話による会話の場面も多く、専門用語も交わされるため、手話言語学の専門家である高嶋由布子先生(日本学術振興会 特別研究員RPD)を招いて、聴覚障害児教育の現状や、手話を用いたコミュニケーション事情について知識を深め、字幕作成に取り組みました。

この「ラボ」(末尾の説明参照)は、2010年度より継続しており、今回は23本目の成果発表となりました。作品をご覧いただければ幸いです。

作品情報:
『サイレントチャイルド』(The Silent Child
Chris Overton監督 / イギリス / 2017年 / 15分
受賞:第90回アカデミー賞(2018年3月) 短編実写映画賞

概要: 耳が聞こえない4歳の少女、リビー。家族は忙しく、娘の障害と向き合おうとしない。そこへ派遣された社会福祉士のジョアン。ジョワンに教わった手話を使ってリビーは快活になり、この二人は次第に心を通わせていくが……。

詳しくはこちら:
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018
http://www.shortshorts.org/2018/

字幕作成:青山学院大学総合文化政策学部「映像翻訳ラボ」履修学生13名(宮澤淳一教授担当)

指導協力:日本映像翻訳アカデミー
http://www.jvtacademy.com/

上映日時/場所:
特別上映プログラム・イベントの「アカデミー賞プログラム」のカテゴリーで、他のショートショートフィルム5作品と同時上映されます。一作品あたり5分~20分程で合計上映時間は1時間50分の予定です。

★6/7(木) 20:00~21:50
表参道ヒルズSPACE O(表参道駅から徒歩2分)

★6/17(日) 17:50~19:40
ラフォーレミュージアム原宿(明治神宮前駅から徒歩1分)

入場料:無料

事前予約…サイトの予約ページから上映前日23:59までに申し込み(予約にはPeatixへの登録が必要です)

当日券……初回上映20分前より先着順

※予約は、下記のリンク先から希望日の「チケット予約へ」をクリック
http://www.shortshorts.org/2018/ja/program/academy.php

※映像翻訳ラボについて
「ラボ」とは、実習授業「ラボ・アトリエ実習」の略称です。「映像翻訳ラボ」(正式名「映像翻訳を通じて世界と関わる」)は、2010年度から継続しているプロジェクトで、宮澤淳一教授の指導のもと、日本映像翻訳アカデミーでの研修・指導協力を経て、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」や「UNHCR難民映画祭」等で上映される作品の字幕作成に、毎年取り組んでいます。映画の字幕製作を通して「文化のプロデューシングやマネジメント」におけるその意義を理解するとともに、映像作品の理解力や調査能力を高め、外国文化や世界の諸問題への関心を深める努力をしています。

※青山学院大学総合文化政策学部は、ショートショートフィルムフェスティバル&アジアと包括連携に関する協定を結んでおり、本ラボが字幕作成で参加しているだけではなく、そのほかにも学生がインターンやボランティアとして運営に参加しています。