文化演習(3・4年次選択)

多文化社会論(共生のポリティクス+アートと政治)

難民を含むグローバルな人の移動に伴い、多様な文化や宗教、価値観の共生をいかに実現していくのかという問いが、国際社会の共通課題としていっそう重要性を増しています。他方で、テロへの懸念や反移民感情と結びついたポピュリスト政党の躍進など、多文化に否定的な動きも見られます。まさに現在、多文化をめぐる国際情勢は激動の時代を迎えていると言えます。そして、“多文化”化の進む日本社会も決して例外ではなく、種々の課題に直面しています。

本ゼミでは、越境移動、マルチカルチュラリズム(multiculturalism)、インターカルチュラリズム(interculturalism)等をめぐる理論と実践に着目し、国内外のさまざまな具体事例を通じて、文化多様性のダイナミズムや共生の現状と課題、可能性を考察します。同時に、関連領域における文化芸術(アート)からの問題提起にも注目し、アートの社会的、政治的な意義について考えます。