文化基礎演習(2年次必修)

地域社会から日本文化を考える

本演習は、日本文化を歴史的・空間的に立体的に把握することで、受講者それぞれが3年次以降、創造的な活動を進めてゆくための主軸を理解し、自らの「立ち位置」について模索することが目的です。 

これまで、日本文化はアニメや漫画など、多様な形で開花してきました。それらは一見、都市文化が生み出したように見えますが、世界から高く評価されているのは、描かれた世界観、自然観、つまり日本文化が永年、積み上げてきた文化の総体です。目の前で華々しく咲き誇る都市文化の理解も重要ですが、実はその根源は、日本の地域社会を地道に生きた人々が、自然と向き合いながら、営々と長い時間をかけて醸成してきた豊かな文化なのです。つまり、都市に咲く美しい花は日本各地の地域文化を消費することによって成り立っている側面があります。そして人間が生きていくための基本的な物資を生産する手段を持たない、いわば“幻想”に支えられた都市のあり方は、コロナウイルスにより、脆くも崩れ去りつつあることを皆さんも実感されていることと思います。 

本演習では、日本の豊穣な地域文化について、大きな視点から理解していくことを目指します。