『丸の内キッズジャンボリー 2015 [セレクション開催]』の活動を終えて(音楽マネジメント・ラボ)

私たち「音楽マネジメント・ラボ」(担当:板垣千佳子、学生14名)は、2015年8月12日から14日にかけて東京国際フォーラムで行われた『丸の内キッズジャンボリー 2015 [セレクション開催]』に参加しました。

『丸の内キッズジャンボリー』とは、毎年8月に行われる子ども向けの参加・体験型イベントです(主催:東京国際フォーラム、共催:讀賣新聞東京本社)。今回、私たちは担当教員である板垣千佳子先生のお知り合いで、以前授業にゲストスピーカーとしてお招きした株式会社ウインズ・インターナショナルの中島昭雄氏のご好意でこのイベントに参加できることになりました(同社はこのイベントの企画制作協力にあたっています)。

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私たち音楽マネジメント・ラボは主にキッズジャンボリーの企画の一つである『TIFワンダーキャンパス』内の「特別講義」「図書コーナー」「昆虫ハカセの教室」「アートキャンパス」「丸の内キッズジャンボリー新聞社」「衣装をつけて大声出し放題~義太夫体験~」の運営に担当ごとに分かれて参加しました。

特別講義
丸の内キッズ・ジャンボリーの今年のテーマである“とぶ”をキーワードとして、最先端の研究をする先生らによって様々な内容で開講された実験なども交えた授業を行いました。私たちはそこで主に受付と配布資料の準備をしました。
それぞれの授業はよく飛べる紙飛行機を作ったり、ジャンプについての実験をしてみたりとどれも興味深く、授業後に子どもたちから様々な感想が聞けたことも参考になりました。私たちは毎回の講義の受付で3人の分担をどのようにすればスムーズにできるか考えながらできました。特に、講義資料の渡し忘れがないかなどに気を配りました。講義資料の重要性を考えてみると、資料を配布し読んでもらうことや資料として配られた色紙で紙飛行機を折って体験してもらうことなど、これらの“経験を持って帰ることのできた点”が講義の成功につながったのだと思います。参加者がいかに受動的ではなく、能動的に講義を受けられるかを考えました。それは、音楽をマネジメントする際も、聴衆が能動的になれるような工夫が必要だということが学べたと思います。

図書コーナー
場内に図鑑から小説、歴史漫画など様々な種類の書籍と机椅子を設置し、自由に読書を楽しめる空間を作りました。子どもたちは黙々と読書に集中し、その傍では保護者の方も一緒に静かな読書タイムを楽しまれているようでした。

昆虫ハカセの教室
昆虫ハカセの鈴木康博先生が20名の子どもたちに昆虫の生態に関する講義を行いました。実際に虫に触れながら講義を受けたり、昆虫クイズに取り組む子どもたちの好奇心旺盛で、真剣な眼差しが印象的でした。そこで私たちは資料の配布や、先生のサポート役を務めました。また場内に蝶の標本、生きている蝶や幼虫を展示しました。私たちはそれぞれの虫の特徴を説明する役にまわり、実際に触れて楽しんでもらいました。講義は3日間で計6回行い、全講義定員に達する好評ぶりでした。子どもだけでなく保護者の方も一緒に楽しみ、学ぶことのできる有意義な企画となりました。
子どもによって集中力や積極性がまちまちであったため、いかに参加者全員が楽しめるかということをサポートするのに苦労しました。年齢によって異なる楽しいと思う点の差を縮め、どのようにすれば全員が楽しめるかということを考えてサポートするかは音楽マネジメントにも活かせると思います。

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アートキャンパス
「飛べそうマントを作ってみよう!」、「リズムでパレード!」、「おっきなイロ鳥どり、つくっちゃおう!」の3つワークショップを開きました。
「飛べそうマントを作ってみよう!」では、布やビニールでできたマントの基となるものにカラフルなモールや、シールで飾りつけをしたり、マジックで絵を描いたり、ハサミでハートや星の形にマントを切り抜くなどして、子どもたちが自分だけのオリジナルのマントを作成しました。保護者の方とアイデアを出し合いながら協力して作業するという経験は子どもたちにとって良い思い出になったと思います。それぞれのマントに個性がでていて、どのマントも「飛べそう」な素敵なものとなっていました。
「リズムでパレード!」では、楽器作りと1日2回のパレードを行いました。空き缶やペットボトル、モールなど身近にあるものを加工して色々な楽器を作り、その作った楽器を使って先生とリズムの練習を行い、マントや帽子などのコスチュームに着替えて会場内でのパレードを行いました。パレード後は多くの子が「楽しかった!」と言って帰ってくれました。工夫を凝らしてオリジナルの楽器を作る子もいたりと個性豊かな楽器が沢山できました。また、私たちは各日のイベント開始時間にパーカッショニストである若鍋先生と一緒にキッズジャンボリーのオープニングパレードにも参加しました。
「おっきなイロ鳥どり、つくっちゃおう!」では子供たちに、紙に自由に好きな絵や模様を描いてもらい、その紙を沢山集めて鳥の羽を作成しました。
子どもたちは自由に好きな絵や柄を書いたり、紙を好きな形に切ったりしてもらったので、一人一人の個性がつまった素敵な鳥の羽が完成したと思います。
子供たちにとっても自分が書いた1枚の紙とお友達が書いた紙が沢山集まって一つの、今回は鳥という作品が出来上がるという経験をすることで仲間と協力することで感じてもらえたのではないかと思います。
子どもたちとの関わりの中で自分の気持ちを作品に表現するという作業をサポートする点では音楽マネジメントと少し似ている部分があったように感じました。アーティストのサポーとではなくそれが子供になったということで新鮮さが感じられ、ひとりひとりの子供をどう作品に表現させられるか、それをどうサポートするか、ということが音楽マネジメントに活かせられるのではと思います。

丸の内キッズジャンボリー新聞社
子どもたちが自らの足で会場内を回ってテーマを探し、プロの記者の方々から指導を受けながら記事を作り、1枚の新聞を完成させるという内容でした。私たちは子どもたちが作成した原稿を新聞にするための作業を手伝いました。

衣装を着けて大声出し放題~義太夫に挑戦!~
子どもたちに義太夫を体験してもらう企画でした。義太夫は浄瑠璃の一種で、三味線の音楽に合わせて太夫が独特な口調で物語を読みます。今回は「仮名手本忠臣蔵」を題材に、実際に衣装を着て大きな声で物語を読み上げ、子どもたちに義太夫になりきってもらいました。回を重ねるごとに内容を少しずつ改善していき、最終的には会場全体が大盛り上がりの素晴らしい企画になりました。

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子どもを対象としたイベントであったため、どうしたら子どもたちが一番興味を持って楽しく参加できる場を作れるかという点で少し苦労しました。しかし事前準備をきちんと行い、スタッフが内容についてしっかりと把握していたため、運営はスムーズに行うことができました。今回のイベントを通じて企画の成功の鍵の多くは事前準備にかかっていると強く感じました。これは音楽マネジメントにも共通する点だと思います。

準備を含めた4日間、全体の運営にあたられた株式会社ウインズ・インターナショナルの皆さんの下で活動できたことは大変勉強になり貴重な経験となりました。謹んで御礼申し上げます。そしてご来場の皆様、本当にありがとうございました。

(音楽マネジメント・ラボ 履修生一同)

※丸の内キッズジャンボリー2015 のサイトはこちら
http://www.tif-kids.jp/2015